一般診療

日光角化症のPDT(光線力学療法)

日光角化症のPDT(光線力学療法)

日光角化症は、前癌病変である皮膚腫瘍で将来的に皮膚がんになる可能性があるので治療が必要です。
治療としては、切除、液体窒素、抗癌剤の塗り薬が一般的ですが、海外ではPDT(光線力学療法)を第一選択としている国もあります。PDT(光線力学療法)は組織に入って行きやすい光感受性物質であるALA(アミノレブリン酸)を病変部に塗って、ある波長の光を当て、選択的に組織破壊を行う治療です。

治療前

日光角化症治療前
治療前。ここにALA(アミノレブリン酸)を塗って4時間置きます。

紫外線ライト
4時間経ったら、紫外線ライトを当ててALA(アミノレブリン酸)が吸収されているか確認して、

赤色ダイオード
赤色ダイオードを30分照射します。
照射中はあってもチリチリする痛みくらい。

治療後(1週間後)

日光角化症治療後
1週間後です。
1回の治療で見事に消えました
しばらく経過観察して再燃するようならもう1回治療します。

簡便で安全な治療なので日本でも保険適応してくれるといいのですが・・・

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