夏真っ盛りですね
夏になると皮膚科は混むのでちょっとお疲れでブログサボってました
この季節は、手・足、脇の下、額の汗が気になりますね。
院長も汗っかきの方なのでこの季節はちょっとだけブルーになります
汗を抑えこむ治療がありますので当院で行なっているものを列挙します。
手足の多汗症の治療
1.塩化アルミニウム液・軟膏の外用
昨年に報告された塩化アルミニウム軟膏を塗って夜グローブ(足はサランラップ)をして寝る方法をやってもらうことが多いです。予想以上に効果的。ボツリヌストキシン(ボトックス)注射と同じくらいの効果がでるとされています。
2. イオントフォレーシス
手足に電流を流す治療です。週に1~2回行います。単独でよりも1.の塩化アルミニウム軟膏と併用するとさらに効果がでます。
効果が出て継続をされる場合は、イオントフォレーシスの機械の購入のお手伝いもしております。
3.ボツリヌストキシン注射
片手に25箇所ずつ注射を行います。結構痛いので塗る麻酔と氷水で20分冷やしてから行います。
効果は2~3ヶ月ほどで落ち始めることが多いようです。
手の場合、握力が若干落ちる副作用が出ることがあります。
4.プロ・バンサイン内服
皮膚科の先生も知らないことが多い治療です。口の渇きや目のピントの合いにくさなどの副作用が結構な割合で出ますので常用せずに勝負の時に飲んでもらうようにしています。
脇の下の多汗症の治療
1.ボツリヌストキシン注射
片脇に30~40箇所注射します。痛みは我慢できる範囲ですので麻酔はしませんが希望されれば塗る麻酔を行なっています。3~6ヶ月効果は持続しますので1シーズンに1回でOKです。
額の多汗症の治療
1.ボツリヌストキシン注射
前頭部にに20箇所注射します。結構痛いです。塗る麻酔ができない場所なので我慢してもらっています。
額が若干動かしにくくなる副作用がでますが困ることはないようです。
3~6ヶ月効果は持続します 。
ボツリヌストキシン注射は自費診療になりますので2~4万円/回かかりますが、高いなりに効果もバッチリ出ますのでお勧めです。
多汗症でお困りの方はしむら皮膚科クリニックへ