一般的に「しみ」と呼ばれるものは下の5つに分けられます。
1.肝斑
2.老人性色素斑
3.そばかす
4.後天性真皮メラノサイトーシス
5.炎症後色素沈着
今日は1.肝斑(かんぱん)について書いてみます。
肝斑は女性の両方の頬骨を中心に絵の具を塗ったように
広がってくる茶色いものです。
原因はいくつかありますが、一番影響を与えているのは
洗い過ぎ・こすり過ぎと言われています。
治療は
1.こすり洗いをやめる。
クレンジングはのっけるように顔につけて、こすらずになじませたら、ぬるま湯で優しく洗い流します。
洗顔は今流行の泡洗顔がいいでしょう。
顔を拭くときもこすらずにタオルで抑えるようにしましょう。
何はともあれ、こすってはいけません。
2.内服治療
トラネキサム酸・ビタミンCを内服します。3か月飲めば必ずといっていいほど薄くなってきます。
しつこい様ですが、こすらないことが前提です。
下の写真はこすり洗いをやめて内服治療を5か月続けた方の写真です。
治療前
治療後
5ヶ月経過 保険診療 約1,000円
だいぶいい結果です。
こすらない・こすらない・こすらない