イソトレチノイン
- イソトレチノインはビタミンA誘導体を含む内服薬で、重症のにきびの治療に使用します。
- 通常のニキビは、ディフェリンゲルによる治療を行います。
- 女性の大人ニキビにはホルモン治療をお勧めします。
- 日本では認可されておらず、また、個人輸入も禁止されております。しかし、医師が輸入し個人に処方することは認められています。
- 皮脂を作る皮脂腺を縮小させ、また角化を抑制することにより、にきびを劇的に改善します。
- 1クール6~12ヶ月となります。内服中の効果は非常に高い薬剤です。
- 再発率は25~50%です。再発した場合もう1クール追加する場合もあります。
- 催奇形性があるため、妊娠されている方、近いうちの妊娠を望んでいる方、授乳中の方は内服できません。
- 内服終了後も半年間は避妊が必要です。
- 内服中および内服終了後半年間は献血ができません。
- 男性も内服中はパートナーを妊娠させないでください。
◇Global Alliance(世界のにきびの専門家による研究組織)によるにきび治療のアルゴリズム
レチノイド外用:日本ではディフェリンゲル®
BPO(過酸化ベンゾイル)、代替レチノイド外用薬,アゼライン酸,レチノイド内服は日本では未承認
赤線のレチノイド内服がイソトレチノインになります。
症例写真
料 金
初診料 |
3,000円
|
---|---|
再診料 |
1,000円
|
血液検査料 |
1,500円(適宜)
|
薬剤料 |
6,000円~18,000円/月
|
※別途、消費税を頂戴しております。
※自費診療になります。
※クレジットカードが使用できます。
内服できない方
妊娠中の方、妊娠の疑いのある方
授乳中の方
成長期の方
イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
テトラサイクリン系の薬剤を内服されている方(ミノマイシン®(ミノサイクリン塩酸塩)、ビブラマイシン®(ドキシサイクリン塩酸塩)、レダマイシン®(デメチルクロルテトラサイクリン塩酸塩)、アクロマイシンV®(テトラサイクリン塩酸塩))
うつ病もしくはうつ気質の方
肝機能障害のある方
中性脂肪、コレステロールの高い方
ビタミンA過剰症の方
副作用
下記の副作用は投与量に比例して起こり必ず起こるものではありません。当院では欧米での標準量の約5分の1の処方量から治療を開始いたしますので副作用は起きにくくなっています。これらの副作用は服用中止後すみやかに消退します。
軽いもの
- 唇・口の中・鼻の粘膜・眼・皮膚の乾燥
- 敏感肌
- 手の平・足の平の皮むけ
- 肌のかゆみを伴う赤み
- 日焼けのしやすさ
- 爪の変形
- 鼻血
- 骨・関節・筋肉の痛み、動かしにくさ
- 疲れやすさ
- 頭痛
- 髪の毛の脱毛
- 体毛が濃くなる
- 声がしゃがれる
重いもの(現れたらすぐに診察を要するもの)
- 吐き気、嘔吐
- 長く続く頭痛
- 視力障害
- 聴覚障害(聞こえにくさ、耳鳴り)
- みぞおちの辺りの強い痛み
- 血便、下痢
- 肌の強い赤み
- 幻覚、幻聴
- うつ症状
- 何事も悲しく感じてしまう
- 何事にも興味を感じられない
- 睡眠時間が長い
- 寝付きが悪い
- 考えがまとまらない
- 他人との接触を避ける
- 私が悪いと感じてしまう。