日光角化症という皮膚癌に一歩手前のできもの(前癌病変)があります。
日光角化症とは名前の通り、日光のあたる露出部(特に顔)に出現し、表面にかさかさ少し付き赤みがでる皮膚腫瘍のこと。
ちょっと前までは手術するしかなかったのですが、ベセルナクリームという免疫力を高める塗り薬で治療ができるようになりました。
治療前
![日光角化症治療前](https://shimuraskinclinic.jp/blog/wp-content/uploads/2016/02/160229_01.jpg)
皮膚の一部を切り取り、診断を確定しています。
4週間ベセルナクリーム外用
![日光角化症4週間治療](https://shimuraskinclinic.jp/blog/wp-content/uploads/2016/02/160229_02.jpg)
赤くびらんになっています。
この時点で治療を終了といたしました。
治療終了後 4週
![日光角化症治療終了後1ヶ月](https://shimuraskinclinic.jp/blog/wp-content/uploads/2016/02/160229_03.jpg)
まだ少しあかみがあります。
治療終了後 8週
![日光角化症治療終了後2ヶ月](https://shimuraskinclinic.jp/blog/wp-content/uploads/2016/02/160229_04.jpg)
跡形もなくなりました。
今回のように大きく手術適応とならない場合は、ベセルナクリームが良いと思います。
保険適応となっている治療ですので料金もそれほどかかりません。
放っておくと将来的に皮膚癌になる可能性のあるできものです。
早めの診察・治療をお勧めします。