一般診療

水いぼの治療

水いぼの治療

水いぼ(正式名は伝染性軟属腫)は、子供に見られるウィルス性の皮膚の感染症です。
写真のように中心部に凹みのあるドーム状の1~5ミリ位の出来物が多発してきます。

水いぼの症例

いい写真がなかったのでシカゴ大学のHPからお借りしてきました(^_^;)

水いぼは、放っておいても治ります。治るまでの期間は半年~3年くらい。肌の状態がカサカサだったりするとものすごく増えてしまうことも稀ではありません。なので、当院は治療する方針です。

また、水いぼの周りは免疫反応が起きて湿疹ができていることが多いです。一応、ウィルス疾患ですのでステロイドは禁忌とされていますが、特に悪化もしませんので湿疹ができているときはステロイドを一週間くらい塗って肌の状態を良くしてから治療しています。

当院で行っている治療法を列記します。列記するぐらいあるってことは、これだ!っていう決め手がないことの裏返しです。

1.ピンセットで摘み取る
痛いです。上手にやるとあまり痛くないですが、それでも泣いてしまうくらいは痛いです。痛みを軽減するために、麻酔テープ(ペンレステープ)を4,5時間貼ってもらってからやることがほとんどです。

2.硝酸銀ペースト塗布
硝酸銀という物質をペースト状にしたものを水いぼの上に塗っていきます。少しピリピリしますが、泣くほどは痛くないようです。その日のうちに黒くなって数日すると取れてきます。一週間に一回のペースで通ってもらいます。3回位の通院で全部治ることが多いようです。取れた跡は赤みがしばらく残ります。最近、よくやっています。

3.スピール膏貼付
サリチル酸が主成分のスピール膏という薬を1.5ミリ角に切ったものを夜に貼って朝に剥がします。数日続けていると赤みが出てきて取れてきます。痛みはありませんが、数が多いと親御さんの処置の手間が大変です。取れた後は赤みが長めに続きます。

4.色素レーザー照射
色素レーザーであるVビームを水いぼに照射します。泣くほど痛くないと思うのですが泣いてしまう子が多いです。週1で治療します。良い治療かと思うのですが、結局泣くので。。。

5.液体窒素
-196度の液体窒素を綿棒にとり、水いぼを凍らせて治療します。3ミリくらいの大きさのものからが適応となります。ピンセットで取るよりは痛くないようです。

6.ヨクイニン内服
ヨクイニンは免疫力を高める作用のあるといわれている漢方。あんまり効いている感じがしないのでこちらから積極的に処方することは少ないです。

その他にも、ポドフィリン塗布、トレチノイン塗布、 ベセルナクリーム塗布、フェノール塗布とか、シメチジン内服とかたくさんあります。

結局、正解がないので、医師の好みになってしまいます。

なるべく痛くないようにはするのですが、どうしてもちょっとは痛いことが多いのでご勘弁を。

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