一般診療

ミノマイシン(ミノサイクリン)による色素沈着

ミノマイシン(ミノサイクリン)による色素沈着

ミノマイシンはテトラサイクリン系の抗生物質です。抗生物質としての作用だけでなく 好中球という白血球が患部に集まってくるのを抑制する作用もありますので、ニキビの治療に用いられることが少なくありません。

ニキビが外用剤だけでコントロール出来ないとどうしも長期投与をせざるを得ないことも。

副作用は多くはありませんが、長期投与すると爪や口の中や四肢の色素沈着はたまにみられます。

今日は爪に生じたミノマイシンによる色素沈着の例を紹介します。

ミノ色素沈着内服中

ミノマイシンを内服3ヶ月ぐらいして爪が黒くなってきました。
ミノマイシンによる色素沈着を疑い内服を中止としました。

ミノ色素沈着中止後

ミノマイシン内服中止後4ヶ月目には、色素沈着は消失しました。

なぜ色素沈着が起こるかは正確には分かっていませんが、ミノマイシンは金属を吸着する性質があり、鉄がミノマイシンに吸着されて皮膚・粘膜・爪に沈着しているのではないかとしている研究者もいます。

日差しが強い季節がやって来ました。ミノマイシンは光線過敏症を起こすこともあるので注意しないとです。

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