塩化アルミニウム軟膏(多汗症の治療)
塩化アルミニウム軟膏を塗ることにより手足の汗を減らす治療です。従来の塩化アルミニウム水溶液を塗る治療よりも効果が高く、その効果はボツリヌス・トキシン注射とほぼ同等です。
治療できる部位は、手のひら・足のひらになります。
保険適応となります。
脇の下・手・足・額の多汗症に対しては、ボツリヌス・トキシン注射による治療も行っています。
脇の多汗症・ワキガに対しては、ミラドライによる治療も行っています。
治療の流れ
- 夜寝る前に手のひら側に塩化アルミニウム軟膏を手の甲側に保護用のワセリンを塗ります。
- 塗った上からプラスチックグローブをして寝てくさい。
- 起床後、グローブを外し洗い流します。
- 最初の1週間は連続で行います。その後は自分にあった外用回数を見つけて行きます(週1~3回)
※足の裏の場合は、プラスチックグローブではなくサランラップを使用します。
合併症・副作用
痒み |
使用中、かゆみが生じることがあります。通常、使用を中止すると治まります。 |
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刺激感 |
長時間使用すると、肌がかぶれる場合があります。朝起きたら、必ず洗い流すようにしてください。 |